Wikipediaが引用シェア3.4%でトップを維持する一方、引用上位74%のドメインはマーケティング施策で影響可能。上位層は下位の10倍の引用を獲得し、格差が拡大しています。
Goodie AIは2025年10月〜2026年3月にかけて、ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexityの4プラットフォームから5,860万件のAI引用を分析しました。前回調査と比べて最も大きな変化は、トップ20ドメインのうち13が入れ替わったこと。引用の世界では半年で地殻変動が起きています。
Wikipediaが引用シェア3.4%で首位を維持(前回調査から2.2%→3.4%に上昇)。YouTube・Redditが2・3位に続きます。注目すべき変化として、大手ニュースメディアの8サイトがトップ20から脱落し、ゲーム・テックレビューサイトが5サイトランクインしました。
| 順位 | ドメイン | 引用シェア |
|---|---|---|
| 1 | Wikipedia | 3.4% |
| 2 | YouTube | 2.1% |
| 3 | 1.4% | |
| 4〜6 | Google・LinkedIn・Alibaba | — |
| 7〜10 | TechRadar・Forbes・Tom's Guide・X | — |
| 11〜15 | NerdWallet・Instagram・PCGamer・Facebook・Yahoo Finance | — |
引用ランキングは業界によって大きく異なります。リテールバンキングではNerdWalletが引用シェア3.9%でトップ。B2B SaaS(CRM)ではTechRadarが驚きの8.86%を記録。スキンケア・コスメではWikipedia(4.4%)に次いで、なんとKaja Beautyというブランドが4.20%で2位に入っています。
示唆:業種・カテゴリによって、引用されやすいドメインタイプは全く異なります。自社カテゴリの引用マップを作成し、どこで引用を獲得すべきかを明確にすることが重要です。
重要な発見として、高引用ドメインの約74%はマーケティング活動によって影響を与えることが可能です。SNSプラットフォーム、レビューサイト、コマースプラットフォームへの戦略的な展開が、AI引用シェアを向上させる実現可能な手段です。
「引用シェアは複利で増加する」——上位クォータイルのブランドは下位と比べて10倍以上のAI引用を獲得しています。早期に引用シェアを積み上げたブランドが、ドメインオーソリティと同様に長期的な優位性を構築します。今すぐ動くことで、参入が遅いブランドとの差を大きく広げることができます。
グローバルデータはLinkedIn・Reddit・YouTubeが引用を牽引しています。日本市場では英語圏のプラットフォームとは異なる引用パターンが存在する可能性があります。ただし、ChatGPT・Gemini・Claudeといったグローバルなモデルは日本語コンテンツも広く引用します。日本語での構造化コンテンツ作成と、LinkedIn・YouTube・Redditへの日英両語での展開が、国内外のAI引用を最大化する戦略となります。